「今すぐ逃げてください!東日本大震災を思い出してください!」
「震度7、大津波警報、寒い避難所生活」東日本大震災の経験を活かした支援を行うため、「被災経験から「一人ひとりに寄りそう」緊急期から中期の支援にむけて基金」を設立しました。
今回の能登半島地震の発生から2週間が経過し、様々な被害の実態が明らかになり、震度7の地震と頻発する余震、最大で5Mを超える津波被害が起きた地域、雪が積もる寒さの中、水や食べ物、入浴や着替え等がままならない避難所生活の過酷な状況が伝えられています。そして、ようやく避難所から2次避難所の展開が伝えられており、新たな避難先での孤立状態を防ぐなどの追加的な対応の必要性が指摘されています。
私共は、東日本大震災後の2011年6月20日に宮城県仙台市を拠点に設立された公益財団法人で、宮城県・東北そして全国において頻発する災害からの復旧・復興を支援する活動などに助成を行ってきました。
我々の経験から、この規模の災害が起こった後の「長期化・広域化」という長い道のりがあることを身に染みて感じています。今回の地震による被災地域の状況が、13年前に我々宮城県をはじめとする岩手県、福島県が直面した状況と重なるからです。発災1週間たっても、道路の寸断、ライフラインや情報が途絶し、水や食べ物、入浴も着替えもままならない、一縷の望みをもって助けを待っていたあの最初の1週間。我々被災3県が国内外の多くの方々の支援をうけてようやく命をつないだ、そんな経験と重なる状況を今、能登半島地域において目の当たりにしています。そして、東日本大震災の際にも、災害前の居住地から県内の他地域への転居、県外の他地域への転居が起こり、多くの孤立防止を図る取組みが展開されてきました。
東日本大震災後の2011年6月20日に宮城県仙台市を拠点に設立された公益財団法人で、宮城県・東北そして全国において頻発する災害からの復旧・復興を支援する活動などに助成を行ってきました。ぜひ、ご支援とご寄付をお願い致します。
クレジット決済会社(robot payment)サービスにてご寄付いただけます。
当財団で実施した支援・連携プロジェクトとして、以下のプロジェクトがあります。※いずれも終了済み
英国にあるチャリティー団体ジャパン・ソサエティに依頼を受け、英国で集まった寄付金を東北の被災地に根付いた復興活動を続けるNPO等に、資金の提供という形で支援しています。
海外からの寄付は、時差や言葉の違いなどにより直接支援することが難しいという課題がありました。そこで当団体では被災地での事前調査から助成プログラムのデザイン、英国への事業実施の報告などを行い、英国の温かいお気持ちと被災地との橋渡しを実現しました。また、英国からの視察の現地コーディネートも実施しました。
「セーブ・ザ・チルドレン×さなぶりファンド こども☆はぐくみファンド」は、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと地域創造基金さなぶりが協働で実施する資金助成事業です。被災地で子ども支援活動を行うNPO等へ資金助成や合同勉強会の開催を行っています。2011年から始まり、5年間の事業として実施しました。
「サントリー・SCJ フクシマ ススム プロジェクト 福島子ども支援NPO助成」は、サントリーホールディングス株式会社、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)とともに地域創造基金さなぶりが取り行う資金助成事業です。福島県内、県外に暮らす子ども達(0歳~18歳/妊産婦を含む)を支援する事業を対象としています。
「三菱重工 みやぎ・ふくしまミニファンド」は、三菱重工グループと地域創造基金さなぶりとが協働で実施する資金助成事業です。被災地における「暮らしとつながり」に焦点をあて、仮設住宅にお住いの方々同士、あるいは地域住民の方との繋がりづくりや、雇用の機会に繋がるしごとづくりの活動に対して最大10万円の資金を助成しました。
「アーツエイド東北・芸術文化支援事業」は、一般財団法人アーツエイド東北と 地域創造基金さなぶりとが協働で実施する資金助成事業です。東日本大震災で被害を受けた岩手・宮城・福島に拠点を置く、あるいはその地域で支援活動に取り組む芸術家・アーティストへの資金助成を通じて、地域の芸術文化シーンがより豊かに、多様になるために、作品創造やその継続を支援しました。
熊本を支える地元団体向け・復興経験と知見をつなげる助成&研修事業:NPO法人 ジャパン・プラットフォームからの委託事業として、復興人材と視察にかかる助成実施を通じて、熊本の復興支援を行いました。