寄りあいNIPPON いしのまきワークショップのご報告

 去る6月24日、「寄りあいNIPPON いしのまきワークショップ ~子どもと子育て、若者の現在とこれからを共に考える~」を、行政やNPO等立場を問わず、石巻市内・外で子どもや子育て、若者支援に関わる一般参加者32名、関係者を合わせて40人弱の方々にご参加いただき、石巻市・遊楽館にて開催いたしました。

 当日は、阪神大震災に続き、今回の東日本大震災の復興にも携わっておられる、一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事の田村 太郎さんのお話しから始まりました。地域の復興において、住宅や道路等のハード面が優先されるケースが多いが、実は子育て環境の取組みが進まないと、素敵な住居やまちが出来上がっても、そこに暮らす住民が戻ってこないケースが既に起こりつつある、とのお話しでした。

 続いて参加者それぞれが、関心等にあわせて「乳幼児」「小学生」「中高生」「20歳前後・大学生」「20代」の5世代・6グループに分かれて、「この3年くらいの変化」や、「これからどんなことが起こってくるか」、課題や良い兆しについて、それぞれの立場から見えている状況を共有し、話を深めました。

 今回のワークショップは、昨年9月に実施した会議に続いて、地域と議論をする課題を特定し、より具体的に地域として必要な取組みについて立場を超えて共に考え、行動をつくっていけないか、というものです。

 「いしのまきワークショップ」の第2回会議においては、第1回に出された話をさらに掘り下げ、それぞれの立場から、どのような取組みをより強化していく必要があるのか等、次なる打ち手を考える予定です。日程等、決定しましたら、ウェブサイト等でご案内させていただきます。

 また、今回のワークショップの結果は、差支えない範囲で公表・ご報告させていただきますので、引き続き、多くの皆さまにご関心をいただけますと幸いです。

 ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。第2回も、多くの方のご参加をお待ちしております。

 

いしのまきワークショップ 報告書 WEB閲覧用(4.95MB)