【事業終了のお知らせ】「ふくしまっこ・つながるこども食堂応援」プロジェクト

 


事業終了のお知らせ

ふくしまこども食堂ネットワーク・福島民友新聞社・公益財団法人地域創造基金さなぶり

3か年の目的を達成して2021年6月末に終了

「ふくしまっこ・つながるこども食堂応援プロジェクト」は、2018年の味の素株式会社からの東北復興にかかる寄付金を皮切りに、福島県内の「子ども食堂活動の拡充」を図るとして、ふくしまこども食堂ネットワーク、福島民友新聞社、地域創造基金さなぶりと3者で立ち上げた広報と地域の活動を支援するプロジェクトです。
本プロジェクトは、この3年間で県内外のあたたかいお気持ちを寄せて頂き、総額7,097,713円の寄付を集め、福島県内の子ども食堂の活動25件、703万円の助成を実施しました(寄付受付は5月末で終了いたします)。
お預かりをした寄付金は、県内のこども食堂の活動において、居場所づくり(被災児童、ひとり親も含む)、貧困問題対応への資金確保、運営ノウハウの共有、食中毒の予防やリスク管理、必要な機材などの購入費等に充当されてきました。その結果、活動頻度が増える、機材の購入により効率的に調理ができるようになった、地域の子どもの利用が増えた等の声がありました。また、福島民友新聞の紙面を通じて、子ども食堂を取り巻く課題や状況などについて特集を4回掲載したほか、随時記事を掲載して広く県民に知って頂く機会をもつことができました。インターネット全盛の時代ですが、地元の情報を地元の皆様にいち早く届けられる新聞という媒体は大きな力をもっており、子ども食堂の取組み、寄付という参加のきっかけになることができました。
こどもの貧困の問題は、目に見えて分かるわけではなく、また当面終わりがあるようには思えません。また、経済的には問題がないにしても、自分が自分であるために学校と家庭以外の居場所を必要としている子どもも多くいます。現在、福島県内にある子ども食堂は約60箇所あまり。うち当ネットワーク加盟の団体も29団体に増えました。
福島県内のこども食堂においても、思いのある人が立ち上げるという段階から、子どもにとって①安心できる場所であること ②多様な意見が尊重されること ③多様な大人が関わり、「社会の中でのこども」を共に育くんでいく場所となること、そして市部よりも町村部での事業の拡充が求められています。本事業は終了しますが、より広範で大きく寄付を集めるために「社会福祉法人 福島県共同募金会」を新たなパートナーとして、新事業を開始し、福島県における子ども食堂活動の推進を図ってまいります。皆様のこれまでのご支援に重ねて御礼を申し上げますと共に、行政や地域が一体となった“子どもを通じた豊かなコミュニティーづくり”のため、県民の皆様のさらなる関心とご支援を、引き続き子ども食堂の取組みに寄せて頂ければ幸いです。


ふくしまこども食堂ネットワーク 代表 江川和弥
福島民友新聞社 広告局
公益財団法人 地域創造基金さなぶり 理事長 大滝精一


本リリース:PDF版


本件にかかわる問い合わせ先


「ふくしまっこ・つながるこども食堂応援」助成事業 事務局
公益財団法人地域創造基金さなぶり
〒980-0804 宮城県仙台市青葉区大町1-2-23 桜大町ビル602
TEL:022-748-7283 FAX:022-748-7284 E-mail: fukuko#sanaburifund.org
※メール送信の際は、#を@に変更してください
お問い合わせ:月曜日~金曜日(祝祭日を除く) 9:30 ~ 17:00  担当:・鈴木