助成金申請をお考えの際、参考にして頂ければということで、注意すべき10ヶ条を作成していますので、ご参考までにご覧ください。
また本ページ末に、企画作成時に活用できるワークシートもあります。ご活用ください。
作成:公益財団法人 地域創造基金さなぶり
助成金申請・10ヶ条
1. 事前に組織の合意をとろう
- 組織として実施する事業の優先順位等の確認と、実施内容について他のスタッフとの事前調整をすることで、「この事業やらなければよかった」という事態を未然に防ぐ。
2. 現状と理想の間をうめる事業計画
- 創出したい状況から逆算(想定)する → ○○ヶ月後にこういう変化を生みたい
- あなたの団体の強みや特徴はどんなものですか? → 内部資源の他、外部資源や連携&ネットワーク等も含めて
- あなたの団体の活動が対象としている人々のニーズはどんなものですか? また、今後どのような推移が予想されますか? その変化へどう対処しますか?
- そのことを実施するのに、誰に+何に、どれくらいの費用をかけますか?
3. 5つの性質について、具体的事実をもとに企画・整理し、結論を明確にする
- 団体の特性(ミッション、実績、機能・能力)・・・なぜ我が団体がそのテーマ?
- (事業の)必要性・・・地域で必要されていることはどんなことですか?
- (事業の)実現可能性・・・理想と現実、実際に出来そうですか?
- (社会・受益者にとっての)重要性・・・地域にとってその事柄はどのように重要ですか?
- 助成事業趣旨との合致性・・・申請しようとしている事業と合致していますか?
4. 冷静と情熱のはざまで
- 「想い」だけでなく、「実施事項」だけでなく
- 必要性はとりわけ客観的かつ具体的に、できるだけ数値を併用して
- 誠実かつ正直さが信頼関係を築く
- プレゼンテーション=相手に「いい企画に助成ができる機会」をプレゼントする
5. 行為目標と成果目標にわけておく
- 具体的、かつ現実的なゴールを設定
→ 間違いなく出来ることの120%くらい?
6. わかりやすい平易な言葉で
- 全く知らない人に説明するつもりで
→ カタカナ、専門・業界用語は使わない
7. 申請書類一式が一つの「物語」に
- 設立背景→ミッション→日常活動→地域の状況・変化→申請事業→予算書→成果!
8. 相手のことを良く知ろう
- 助成事業の趣旨、過去の助成先・助成実績
- 事前にコンタクトをとって、手持ちのアイデアが対象範囲か尋ねてみよう
- 資金の為に、団体のミッションや活動を変えるのは本末転倒
9. 書類は漏れなく正確に
- 書類の最終仕上げは、締め切りの1週間前に(必着か消印有効かも要確認!)
- 計算ミス、転記ミス等は団体・事業に対する「不安」を生じさせます
10. 取れなかったとき・減額時の対応策を考えておこう
以下のエクセルシートは、助成事業の説明会 兼 企画づくりワークショップの際に配布しているワークシートです。申請書を作成する前段としてご活用頂ければ幸いです。
出典を明記のうえ、ご自由にご活用ください。※項目名等の変更は禁じます。
助成金申請の10ヶ条(印刷用)(PDF)