2012年第1期単年度支援事業 支援事業一覧
厳正なる審査の結果、下記の18事業が支援先として決定しました。
1.
No. | HUGS12-16 |
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事業名 | ひなたぼっこ運営事業 |
団体名 | 気仙沼おとひめ会 |
事業地域 | 宮城県気仙沼市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 115万円 |
事業概要 |
対象:主に宮城県気仙沼市に居住する0~18歳までの子ども(10~15歳が中心)と保護者 地域の多世代の居場所「みんなの居場所ひなたぼっこ」を運営し、地域の子どもや高齢者が気軽に行ける居場所を提供する。「ひなたぼっこ」では、子どもたちが大きな声で歌ったり、体を動かしたり、友達同士話ができる場所を作る。また、森林浴などの活動も取り入れ、子どもたちが自然と触れ合う時間をつくるほか、日本文化や地域社会の中の風習を感じられるイベントを実施する。 |
助成決定理由 |
当事業は、一時預かりのニーズに対応することで母親のストレス軽減につながることが期待される。また、仮設住宅等の震災後の環境において、子どもたちにとっても発散できる居場所を持つことや多様な年代の人々との交流の要素が重要である。 |
2.
No. | HUGS12-17 |
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事業名 | ふくしまほっこりカフェ |
団体名 | ハート&アート空間ビーアイ |
事業地域 | 宮城県仙台市、宮城県柴田郡川崎町青根温泉 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象: 福島県から仙台市に避難してきた親子 福島県から仙台市に避難してきた親子を対象に、週1回のカフェを年間を通じて定期的に開催する。カフェでは、リラックスした雰囲気の中で親子で遊んだり母親同士で会話できるような居場所を提供する。また、夏休みの時期には宿泊を伴う企画を実施し、場所を移す非日常活動を取り入れることで、リフレッシュを図る。 |
助成決定理由 | 福島県から仙台市に避難して来た母子のメンタルケアの一環として、不安を共有できる居場所があり、移転先の地域情報の提供等の取組みの意義は大きい。また、事業の運営時に子どもを主体と捉えて寄り添い、自己肯定感を培う機会づくりの手法を確立しており、そのスキルと経験を活かした事業を展開していくことが期待される。 |
3.
No. | HUGS12-18 |
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事業名 | キャンプでつながり事業☆ |
団体名 | (特活)あるきんぐクラブネイチャーセンター |
事業地域 | 福島県会津地域 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年3月31日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象: 南相馬市周辺に居住する子どもと、群馬県川場村、群馬県片品村、東京都世田谷区周辺の子ども 南相馬市をはじめとする福島県に住む子どもと、群馬県川場村、群馬県片品村、東京都世田谷区周辺の子どもを対象として、福島県会津地域のキャンプ場でキャンプを実施する。福島県と他県の子ども達が一緒にキャンプをしながら、おもいっきり外遊びを楽しむ。キャンプ後も報告会等の交流の機会を作り、参加した子どもたちと継続的な関係づくりを図る。 |
助成決定理由 |
子どもたちの自主性や冒険心を大切にし、自然の中で思い切り遊ぶことを大人が見守ること、自然に囲まれて生きることの楽しさや力強さを感じることなどを重要視する活動を長年行っており、子どもたちとの長期的な関係性作りにおいても実績をあげてきた。当事業で、活動全体を貫くその哲学と活動実績に裏付けられた知見をもとに、福島県の子ども達が自然の中で遊び自然とつながる大切さを体験し、ストレスを軽減できる機会になることが期待される。 |
4.
No. | HUGS12-19 |
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事業名 | 子ども支援事業・組織強化プロジェクト |
団体名 | (特活) まごころサービス福島センター |
事業地域 | 福島県福島市、伊達市、郡山市、須賀川市 |
事業期間 | 2012年6月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:福島市、伊達市、郡山市、須賀川市に居住する就学前児童及び小学生。当該団体のスタッフ 通常、福島県内の14支部において、病児支援や、一時預かり、託児などを実施している団体であるが、当事業では、これらの活動の質の向上と発展をめざし、人材養成等をはじめとした組織基盤強化のための取組み(講演会と研修)等を行う。 |
助成決定理由 |
震災後の様々なストレスや或いは求人状況が悪化する中で、間接的な就業支援、離職予防につながる事業になっている。被災者、避難者それぞれ福島県内で子育てをする人達にとって、不安感や精神的な負荷が避けられない中、本子育て支援事業は母子双方にとって必要な支援が可能である。本事業を通じて、広報力や各支部の運営能力の基盤強化を通じて今後の展開を期待したい。 |
5.
No. | HUGS12-20 |
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事業名 | 福島県初のチャイルドライン開設 |
団体名 | チャイルドラインこおりやま |
事業地域 | 福島県を中心に日本全国 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:福島県内を中心に、日本全国の18歳以下の子ども 福島県で初のチャイルドラインを開設し、子どもたちの不安や悩みなどの思いを傾聴する体制を構築する。子どもと電話で話す役割を担う「受け手」の研修と、受け手のスーパーバイザーにあたる「支え手」の研修を実施する他、子どもからの声を集約して、地元教育委員会等の関係機関や地域社会に情報提供していく。 |
助成決定理由 |
震災や原発事故で、子どもたちのストレスや不安が高まっている中、テーマを設定せずに電話ができるチャイルドラインが福島県内に開設され、コールの着信率向上等が期待できることは意義深い。さらに、チャイルドラインを通して子どもたちの声に耳を傾けるだけではなく、子どもの声を行政等につなげられるような仕組み作りをめざしており、福島県内で子どもの声を受け止めるプラットフォーム作りも期待できる。 |
6.
No. | HUGS12-21 |
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事業名 | 想いを語り共有し、伝えていこう |
団体名 | (特活)ほっとスペースR |
事業地域 | 福島県郡山市、須賀川市、南相馬市、及び北海道砂川市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:郡山市、須賀川市、南相馬市に居住する大人および子どもたち 震災、原発事故をへて、郡山市内でも友人同士でも放射線への不安等を気軽に話す環境ではなくなってしまった。小学生や中高生、また親がそれぞれの想いを語る場を作り、専門家も交えながら、自分の言葉で語れるような場を設定する。その他に、北海道に一時避難を実施し、環境を変えることでストレス軽減を目指す。 |
助成決定理由 |
当団体は不登校や高校中退の子ども達の次の進路を見出していく支援を実施してきた経験を有している。子どもを保護の対象として扱う支援の取組みが多い中、子ども同士が自分の気持ちを話し、子ども同士の繋がり作りが出来る居場所を提供し、そこに大人が適度な介在を行うプログラムは、子ども達にとって必要な支援であると考えられる。 |
7.
No. | HUGS12-22 |
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事業名 | こどもがつくるまち「Piccolliせんだい」2012 |
団体名 | ピコせんサポーター |
事業地域 | 宮城県仙台市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年3月31日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:仙台市宮城野区周辺に居住する小中学生 子どもが主体的に企画・運営する「ピッコリせんだい」という仮想都市を2日間実施する。「ピッコリせんだい」では、子どもたちが自分で選んだ職業に就き、子ども店長からプロジェクト内の通貨で給料をもらって買い物に使うといった経験を通して、自分で決定して行動する自主性や他人と協力して働くことなどを学ぶ機会を提供する。その他、商店街見学など多様な職業について知る機会を随時持つ。そのルーツは、ドイツでの「ミニ・ミュンヘン」という取組みである。 |
助成決定理由 |
当団体は子どもの自主性を大切にし育むことを実践しており、当事業においても、「ピッコリせんだい」という仮想都市の企画、運営の意思決定は基本的にすべて子どもに委ねられ、大人はサポート役に徹している。この事業への支援を通じて、子どもたちが主体となって企画・運営したイベントの事例を地域に一つ提示することができると考えられる。さらには、当事業のように子ども主体で運営されるイベントが地域に根付けば、当該地域において子どもの自主性を大切にする機運がさらに高まるきっかけになることも期待される。 |
8.
No. | HUGS12-23 |
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事業名 | 震災後の乳幼児家庭支援活動 |
団体名 | (般社) マザー・ウイング |
事業地域 | 宮城県仙台市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 100万円 |
事業概要 |
対象:仙台市に居住する被災した母親と、福島県から仙台市へ避難してきている母親 震災により一人で不安な気持ちを抱えている母親を対象に、グループケアの専門家がサポートをしながら、母親同士で気持ちを語り合う会を実施する。また、福島県から避難してきている乳幼児親子が出会い、集う為の場の提供を行う。 |
助成決定理由 |
母親の自己実現をサポートし、母親の状況を共有し寄り添いながら相談に乗るというこれまでの団体の姿勢が反映された事業である。目に見える被災をしていなくとも、精神的な負担を抱える母親に対しては、今後も継続的な支援が必要である。また福島から仙台に県外避難してきた母子が知り合い、情報交換する事で知らない土地での子育てに関する不安を解消する一助となる。県外避難している親子が共通して抱える課題や対応策の提起にも期待したい。 |
9.
No. | HUGS12-24 |
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事業名 | サンバ&アートグループOVO NOVOプロジェクト |
団体名 | OVO NOVO(オーヴォ・ノーヴォ) |
事業地域 | 福島県いわき市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:いわき市に居住する大人および子どもたち 福島県いわき市において、パーカッションによる演奏と絵の創作等を含むワークショップを開催する。新しいメンバーを獲得すると共に、アートを軸としたコミュニティーづくりを促進する。また、その活動の運営に、子どもが主体的に参加する。 |
助成決定理由 |
活動のきっかけは市の文化事業であるが、そこから音楽を軸に多世代がつながり、対話する貴重なコミュニティになっている。地域への貢献や子どもたち同士のつながり作り等、音楽を通して孤立やコミュニケーション不全を防ぐ役割が大きい。子ども達はグループの一員として団体の運営に高度な関わりを持っており、子どもが大人と一緒に主体として取り組む事例である。子どもが主体となって取り組むことで何かを生み出し、変化を作る事が可能である事と体感する機会になる事を期待したい。 |
10.
No. | HUGS12-25 |
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事業名 | ママ&ベビーサロン「こそだてシップ」 |
団体名 | 助産師有志の会 |
事業地域 | 岩手県大船渡市、陸前高田市、住田町 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:大船渡市、陸前高田市、住田町に居住する妊婦と1歳前後の子どもとその家族 岩手県大船渡市と陸前高田市にある2か所の拠点にて、「ママ&ベビーサロンこそだてシップ」という居場所を定期的に開催する。助産師による母親の悩み相談や子育てについてのアドバイスを実施するほか、ベビーマッサージ等も行う。専門性を担保しながら、ゆっくりと過ごせる時間を母親と子どもに提供する。また、拠点型サロンのほかに、ホームページ等でサロン事業開催の希望を募り、気仙管内(大船渡、陸前高田、住田町)で希望のあった仮設住宅等に巡回サロンを行う。 |
助成決定理由 |
産前産後のケアがなかなか得られない地域において、母親が安心して妊娠、出産、子育てができるようにするため、専門知識と経験がある助産婦が運営する居場所事業の意義は大きい。妊娠、出産した母親が安心して感情や悩みを口にしたり、子どもをのびのびと遊ばせたりして、母子ともに元気を回復できる場所となったり、母親同士の交流の場にもなっている。さらに、行政(担当課や保健師等)との協力関係も築いてきており、行政との連携のもとで、母子支援過疎地における出産と子育て状況の改善を長期的な視野を図っていくことも期待される。 |
11.
No. | HUGS12-26 |
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事業名 | こどものあそびプロデュース |
団体名 | (特活) 子育て支援グループこころ |
事業地域 | 福島県二本松市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年3月31日 |
助成金額 | 137万円 |
事業概要 |
対象:沿岸部から避難してきた親子を含む、二本松市地域に暮らす親子 リトミックや体遊び等を通じて、対象となる親子のストレスを軽減し、親子で触れ合う機会を通して、子育て本来の楽しさや喜びを再確認してもらう機会とする。また、外部研修へスタッフを派遣し、技能向上を図る。さらに、団体紹介資料を印刷し、団体の支援活動の周知を図る。 |
助成決定理由 |
地域に根差した活動の経験が豊富で、地域特性や原発事故後の地域の実情を踏まえ震災以前から居住する親子と避難して来た親子のつながりづくりが期待される。震災後様々なストレスや負担が増している中で子育て不安の軽減と地域のリソースに親子が繋がるきっかけとなり得る。 |
12.
No. | HUGS12-27 |
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事業名 | 乳幼児の「遊ぶ力」を育む〜被災地での取り組み |
団体名 | (特活) 冒険あそび場ーせんだい・みやぎネットワーク |
事業地域 | 宮城県仙台市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 123万円 |
事業概要 |
対象:仙台市若林区に居住する乳幼児とその保護者 借上げ仮設等に住む福島県からの避難してきた親子が多くいる地域にて、主に乳幼児とその保護者を対象に、屋内型の遊び場活動を実施する。また、同じ遊び場にて、子どもと簡単なおやつをつくる機会提供や、子どもが遊んでいる横で、保護者達と茶話会をひらいたりすることで、親子が共にリラックスして不安やストレスを軽減できる場所を作る。 |
助成決定理由 |
宮城県仙台市でのプレーパークの実施において経験と知見がある団体であるため、遊びを通して子どもの感情やストレスを発散する際の手法に安定感があるところが評価された。さらに、保護者や他の大人との交流やスキンシップを行うことで、乳幼児と親のケアを行うことを目指す。また、地域との関係性を活かし、当事業の支援対象者が(避難)居住する地域の方とつながるきっかけをつくることも期待される。 |
13.
No. | HUGS12-28 |
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事業名 | 塩釜ママの被災体験集発行と遺族交流会実施 |
団体名 | しおクローバー |
事業地域 | 宮城県塩竈市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 96万円 |
事業概要 |
対象:塩竈市に居住する被災した母親と子ども 塩竈市に住む母親や子どもの被災体験とそこから得た教訓を集めた小冊子を発行する。また、阪神大震災で家族を亡くした遺族の方やその周りの方を招聘し、東日本大震災の遺族と交流会を開催する。 |
助成決定理由 |
塩竈市で被災した母親たちが集まり、子どもをはじめとする家族を今後の災害から守るために活動を開始した団体である。被災体験やそこから得た教訓を記録として残す活動は、今後の災害化での子どもの保護に寄与すると考えられる。また、阪神大震災の被災者との交流や、自分の体験を手記に書き起こしてみることによって、被災した母親たちの心に寄り添うことになると考えられる。 |
14.
No. | HUGS12-29 |
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事業名 | パンダハウスの円滑な管理運営事業 |
団体名 | (特活) パンダハウスを育てる会 |
事業地域 | 福島県福島市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:福島県立医科大学付属病院に闘病する主として小児がんの患児家族 福島県立医科大学付属病院に入院して闘病している主に小児がんの患児家族を支援するため、安価で滞在できる施設を運営・管理する。また、同施設にある機材の更新を通じて、滞在施設としての機能を改善していく。また、認定NPO法人の申請にむけた資金調達活動を実施する。 |
助成決定理由 |
当団体は、過去15年に渡って長期の治療を必要とする患児とその家族をささえて来た。子どもへの直接的なサービスではないものの、患児をもつ親の切実な状況から生まれた取り組みの一つであり、家族が患児を全面的に支え、子どもに愛情を注ぐために家族が落ち着いて過ごす場所としての存在意義は大きい。 |
15.
No. | HUGS12-30 |
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事業名 | 障がいをもつ子どもたちの芸術活動~設立10周年記念コンサートに向けて |
団体名 | (特活)ミューズの夢 |
事業地域 | 宮城県仙台市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:宮城県に居住する障がいをもった子どもたち 障がいを持った子どもたちの「夢」や「友達」についてのメッセージをもとに作詞・作曲して記念楽曲を作り、月3回実施しているグループレッスンにて子どもたちと演奏の練習を行う。2012年は法人設立10周年であるため、記念コンサートにて、当楽曲を子どもたちと披露する。 |
助成決定理由 |
障がいをもつ子ども達が音楽を楽しみ、自分で演奏する事で自己肯定感や達成感に繋がるという意味で子どもの精神的な安定に寄与できる。また音楽を通じて自己表現したり社会性を身に着けられる機会となり、観客にとっては「障がい=ケアされる人」という印象が変化する機会となり得る。子どもの声を取り入れながら一つのステージを作り上げる事で、子ども同士の学び合いの機会になる事を期待したい。 |
16.
No. | HUGS12-31 |
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事業名 | 「ぽんた山元気楽校」活動 |
団体名 | (特活)あぶくまエヌエスネット |
事業地域 | 福島県東白川郡鮫川村 |
事業期間 | 2012年5月4日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:福島県に居住する未就学児から中学生 福島県内に暮らす子どもを対象として、放射線量が低く、自然環境が豊かなフィールドにおいて、月1~2回程度、週末の野外プログラムを実施する。当プログラムを通じ、子ども達の屋外で遊べないことによるストレスの軽減等をはかる。 |
助成決定理由 |
自然体験の機会を通して子どもと向き合ってきた経験が豊富で、福島県内において放射線量の高い地域で暮らす子どもが普段外遊びを避けなければいけない状況への対応として活動を開始している。子ども達のメンタルケアの一環として、ストレスの発散や遊びの要素を取り入れた野外活動は重要な取り組みである。 |
17.
No. | HUGS12-32 |
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事業名 | 妊産婦子育てコミュニティカフェ |
団体名 | (特活)ベビースマイル石巻 |
事業地域 | 宮城県石巻市 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 150万円 |
事業概要 |
対象:主に石巻市に居住する乳幼児とその保護者、および妊産婦 石巻市において、妊産婦や乳幼児を育てる親と、同地域の子育て支援をしている人々を集めたワークショップを開催する。地域のリソース情報の集約を図るほか、リソースマップ等の作成をする。また、子ども支援、親子支援の関係者が集まるコミュニティカフェを設立し、地域の人々と情報が集まる子育て支援活動の拠点とする。 |
助成決定理由 |
地域で活動している子育て支援団体をつなぎ、情報を集約して各団体が協働、連携していく環境を整備する取り組みであり、地域の子育て支援や母親支援の質の向上につながることが期待される。また、コミュニティカフェを通じて、子ども支援に興味を持つ多世代・多職種の人間が交流できる場を形成することは、公園等が大幅に減少してしまった石巻市において貴重な場となる。地域の幅広い人材によって子育てについての会話や交流が生まれることが期待される。 |
18.
No. | HUGS12-33 |
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事業名 | アートサロン |
団体名 | こどもとあゆむネットワーク |
事業地域 | 宮城県全域 |
事業期間 | 2012年5月1日~2013年4月30日 |
助成金額 | 123万円 |
事業概要 |
対象:東日本大震災の被災地域にある保育園や幼稚園等で働く保育者 東日本大震災の被災地域にある保育園や幼稚園等で働く保育者を対象として、アートを使った、支援者支援のためのワークショップを実施する。 |
助成決定理由 |
子どもたちの健やかな育成には、子どもと接する保護者や保育者の心が落ち着いていることも大切である。保育者という子ども支援者にスポットライトを当てた事業は多くない現状の中で、保育者を対象とした支援者支援を行った当事業の意義は大きい。仙台市で子ども支援に長年携わってきたメンバーで結成された団体であるため、保育所や幼稚園との関係構築ができていることも評価された。 |
2012年単年度支援事業 第一期 選考基準と審査プロセス
第二期 選考総評
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