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課題から東北を知る

東日本大震災から5年目を迎えましたが、被災地の復興はまだ道半ばです。いまだ多くの方が避難生活を余儀なくされており、被災地が抱える問題は多様化・複雑化してきています。被災地にある代表的な課題を5つのテーマで分け、それぞれについて地域が抱える課題の例をご紹介します。

例1 生業・創業支援

求められる地域経済の活性化

  • 事業所数、総じて減少、廃業数の増加率も大きい
  • 新設事業所数が全国平均を下回っている自治体も
  • 2012年の廃業事業所数、沿岸地域では2009年の3倍以上に上るところも
  • 創業・企業への支援が必要

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例2 地域活性・まちづくり

人口減少が進む被災地沿岸部

  • 盛岡市、仙台市では人口増加も、沿岸部の被害の大きな自治体では急激な人口減少
  • 生産人口(15歳以上64歳以下)が全国平均を上まわっている自治体は大都市のみ
  • 原因の一つには、仕事がなく生活設計が立てづらいことがあげられる
  • 地元で生活することを希望する若い世代のニーズに対する支援も必要

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例3 子ども・子育て

子どもの遊び場不足

  • 校庭や公園に仮設住宅が建設されるケースが多いことから、放課後を中心として、幼児から中学生程度の子どもが遊ぶ場所が不足している
  • 遊び場の不足が体と心の健康に与える影響が指摘されている
  • 遊び場づくりの活動に対する支援が必要

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例4 文化・芸術・スポーツ

「地域の誇り」「心のよりどころ」~伝承文化・芸術の持つ力

  • 震災により継承が危ぶまれる民俗芸能は多く、支援が必要
  • 地域住民が実践する文化活動が地元に元気を与える例も
  • 心のよりどころとしての文化・芸術活動に対する支援が必要

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例5 暮らしやすさ

災害公営住宅への入居による新たな課題 ~安心して生活できる地域づくりを~

  • 災害公営住宅入居者は4割近くが高齢者
  • 災害公営住宅は独立性が高いため、高齢者が孤立しやすい
  • 高齢者サポートの取り組みが追い付かない現状
  • 高齢者が安心して生活できるための取り組みが必要

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東北 Data Index 2014-2015

このデータは、当財団が地域の状況をデータに基づいてお伝えすることを目的に始めたプロジェクトにて作成されたものです(2015年3月・客員研究員 玉川 努)。
全データは以下からダウンロードできます。ダウンロード

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